多様な働き方を実現するオフィス

今回は、オフィスリニューアルの事例を紹介いたします。
スパイス・食品メーカーとしておなじみのハウスギャバン株式会社西日本営業部様の人員増に伴い、
オフィスリニューアルのお手伝いをさせて頂きました。
ご担当の西日本営業部長様とコロナ禍における今後のオフィスの在り方等何度も意見を交わし、
企業ブランディング・採用力強化等の効果を得ることができるようデザインいたしました。
今回は、オフィスリニューアルが与える「働き方の変化」に焦点を当てて、事例を紹介いたします。

施工レポート

こちらは、リニューアル前のオフィスの様子です。席は固定席で誰がどこで仕事をしているかが一目でわかる状態です。

座席を固定することで、情報の流れを管理しやすくなります。

そのため、個人情報や金銭情報といった重要情報を管理しやすくなります。

また、このような固定型の執務空間は執務者を管理することが良いとされていた19世紀的な考え方を踏襲したもので、

執務者の執務状況や執務態度を管理することができます。

 

一方、執務スペースの席を固定しないことで、部門を越えたコミュニケーションが生まれ、

部門間のコラボレーションが期待できるようになります。

また、場所を選ばずに仕事ができるため、社員の多様性を尊重することができます。

このように、席を固定しないことをフリーアドレス席というようにも呼びます。

フリーアドレス席は、働き方改革や多様性を認める文化とマッチしており、

近年では多くの企業がフリーアドレス席を取り入れています。

さらに、フリーアドレス席を採用することにより、オフィス内の雰囲気が一変し、

就職希望者や来客へ与える印象が大きく変わり、企業のブランディングにも繋がります。

ハウスギャバン様では今回のリニューアルを機に執務スペースにフリーアドレスを取り入れました。

社員様からは「業務内容に応じて席が選べる」と評判が良く、来社されたお客さまからも好評のようです。

今回は、2列で向かい合う形の席と、一つのデスクを囲む形のフリーアドレス席を設けていることで、

業務内容や用途に合わせて使い分けることができる仕様になっており、多様な働き方を実現するオフィスになりました。

 

 

こちらは、リニューアル前、リニューアル後の執務スペースの写真です。写真(左)からも分かるように、

卓上には紙や封筒が多く置かれています。前述したような固定席型の執務スペースでは、個人で使用する資料や封筒は、

個人の机に置かれます。従来は、取引や会議が紙ベースであったことや、

資料や文書は紙で保存するのが一般的であったために、卓上に紙がおかれることが多くありました。

一方で、最近では電子メールが一般化されたことやクラウドに文書を保存できるようになり、

文書や資料のやり取りや保存もインターネット上で行うことができます。

そのため、セキュリティ面や資源の無駄を省くという面でもペーパーレスなオフィスが多くなっています。

ハウスギャバン様でも今回のフリーアドレスを機にペーパーレスに取り組まれています。

固定席がなくなったことで、紙の保管場所がなくなり、クラウド上の資料・文書保存が一般化されました。

以前はペーパーレス化が課題として挙げられていたようですが、

オフィスリニューアルによって、ペーパーレス化という課題も解決されています。

 

 

こちらの写真はオフィス内に設置されているリモート会議ブースの写真です。

新型コロナウイルスの流行をきっかけにリモートワークが一般的になり、それと同時にリモート会議が多くなりました。

オフィスにいながら取引先との会議に参加できるというニュースタンダードな働き方です。

しかし、他の社員が利用している場でリモート会議に参加してしまうと、他社員の業務の妨げになってしまったり、

周辺の音を拾ってしったりなど、会議に支障が出てしまうという課題があります。

その結果、リモート会議で会議室を独占してしまい、対面会議の際に会議室を利用できない、

といった課題にも繋がってしまうこともあります。

そこで、リモート会議専用のボックスをオフィス内に設置し、会議に集中でき、

他社員の業務の妨げを防止することができます。

他にも、機密情報の保護にもなるため、リモート会議ブースのお問い合わせを頂くことが多くあります。

この度のハウスギャバン様のリニューアルでも、「リモート会議専用のスペースが欲しい」というご要望を頂いていた、

ボックス型のリモート会議ブースを提案し、納品させて頂きました。

会議と執務にメリハリがついたことに加え、オフィス内の施設を効率的に利用できるようになり、

生産性も向上しているというお声を頂いています。

 

 

こちらの写真はオフィス内に設けられている多目的スペースです。

写真からも分かるように冷蔵庫や食器棚が設置されており、食堂や休憩室として利用することができます。

執務の合間やお昼休憩の際に利用者同士でコミュニケーションが取りやすいように、

大きなテーブルを囲む形で席を配置しています。

一方、社内の小さなミーティングや会議に用いることができる設計にもなっていることもこちらのスペースの魅力です。

執務スペースや会議スペースとは家具の種類や色、レイアウトや照明の仕様、配色を変えることで、

リラックスした状態で会議やミーティングを開催できる空間になっています。

ハウスギャバン様では社員同士のちょっとしたミーティングや打ち合わせ、独立業務などにも利用されているようです。

また、別フロアにある会議室と使い分けることで、

社員同士が活発にコミュニケーションを図れる場となっているようです。

 

 

今回、オフィスリニューアルをお手伝いさせて頂いた際に大切にしたことは、

「従来のオフィスとは違う印象を持てるオフィス」

「コミュニケーションの活性化に繋がる空間」というコンセプトです。

これまでご覧頂いた写真からもお分かりいただけたとも思いますが、観葉植物が所々に配置されています。

安心感を与える緑をオフィス内に取り入れることで、

リラックスした状態で執務に励んでいただけるようなデザインにしています。

また、スペースの用途に合わせた造作家具も納品しています。

他にも、会議室の用途に合わせてイスや机の形、色を変えるなど、

スペースの用途やコンセプトに合わせた家具・什器の選定と配置にしています。

 

今回のリニューアルでは、内装工事と新規家具・什器を納品させていただきました。

働き方改革や新型コロナウイルスに影響を受け、昨今ではオフィスのあり方も注目を集めております。

多様な働き方を実現できるオフィスづくりを目指し、

時代に合わせた新しいオフィスをお客様と一緒に作り上げていきたいと思っております。

 

ありがとうございました。

 

施工データ

会社名 ハウスギャバン株式会社 西日本営業部様
事業内容 食品および香辛料、調味料の製造加工並びに販売
所在地 大阪府吹田市内
ご提供したサービス
  • オフィスレイアウト
  • オフィス家具
  • パーテーション工事
  • 建具工事
  • 軽天工事
  • 造作工事
  • その他の施工事例

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